排水性舗装って何?

排水性舗装というのは、これまでの道路のアスファルト舗装に工夫を凝らしたもので、雨が降ったときに道路上にたまりやすい雨水を、舗装の表面から浸透させて、道路の側溝や地下のトンネルなどにすみやかに排出することができるようにしたものです。
これまでの一般的なアスファルト舗装とは違って、表面にある程度の大きさの砕石や再生骨材を用いて意図的に雨水が浸透するようなすき間を設けているため、自動車のスリップ事故の原因ともなる水たまりの発生が抑えられ、快適な走行環境を保つことが可能となっています。


また、自動車が走った際の走行音も分散されて、道路沿線の騒音を低減するのにも効果があることが確認されているため、一般道のほか、特に高速道路の一部区間での採用が進んでいるところです。
ただし、通常の舗装と比べると、施工にあたっての手間がかかるため、値段としてはどうしても割高になりやすいということとあわせて、道路の表面のすき間が細かなチリやゴミなどで目詰りを起こしやすく、定期的にこうしてチリをブラシュアップして機能を保つメメンテナンスの必要性があることから、すべての道路というよりも、特定の道路に限った運用がなされています。

透水性舗装って何?

雨が降っているときに歩道を歩いていて、車の水跳ねがかかった経験はないでしょうか? これは道路路面の水たまりが原因で起こるものですが、この水たまりができないように工夫された舗装構造が透水性舗装です。
道路路面に使われるアスファルトやコンクリートは通常、耐久性の観点から密度が高くほとんど水を通しません。しかしあえて空隙を作り透水性を高め、路面に雨水をためないようにしています。


しかしこのままでは路盤にも透水性の高い素材や砂などのフィルターを挟むために耐久性に乏しく、車道には向きません。そのため道路路面の表面のみをこの構造にし、その下に通常のアスファルト構造を用い、表面を透過した雨水を排水溝などによって処理する構造をとります。これを排水性舗装と言います。
構造のメリットとしては「水跳ねの軽減」「夜間の車線等の視認性の向上」「ハイドロプレーニング現象(タイヤと路面との間に水が入り、ハンドル、ブレーキが利かなくなる現象)が起こりにくい」「空隙によるヒートアイランド現象の軽減」「騒音の軽減」などがあげられます。
デメリットとしては「空隙に砂などが入り込み機能低下しやすい」「大型車が空隙を潰し機能低下が起こる」「部分的な補修ができず全面打ちかえとなる」などがあります。

排水性舗装と透水性舗装、比較検証

道路というのは、一般的には表層、路盤、路床という異なる材質からなるサンドイッチ状の構造をしており、路上を通過するダンプカーなどの車両の重さで沈み込んだりすることのないように、かなり頑丈につくられています。
排水性舗装というのは、同じアスファルト舗装であっても、表層の部分は一般的なものよりもすき間の多い材質を用いることで、雨水が浸透しやすくしたものです。ただし、路盤よりも下には水が浸透しないように工夫されているため、いったん浸透した水は道路の側溝や暗渠などに排水されることになります。このため、高速道路や都市部の車道などで主に用いられています。


いっぽう、透水性舗装というのは、同様に雨水が舗装の表層から浸透する構造になっているものの、路盤、路床といった下のほうにまで雨水が到達し、保水されるようなものをいいます。こちらは歩道や自転車道など、土中に直接雨水が浸透しても問題がないような場所で用いられ、緑道などにみられるインターロッキング舗装というのも、この舗装のなかまということができます。
これらの2つの舗装方法は、名称やしくみは似ているものの、細かく見ると構造や役割が異なっているため、適材適所で用いられています。

水準点って何?

日本の土地の標高というのは、東京湾の平均海面を標高0メートルとして決められていますが、それを固定的にあらわすために明治24年に設置されたのが、日本水準原点とよばれているもので、東京都の憲政記念館の近くにあります。
この日本水準原点にもとづいた正確な測量によって、日本各地の標高についても決められていますが、その標高がわかっている点を地上に明示する標石のことを水準点とよんでいます。


これらは日本全国の国道や主な県道に沿って、おおむね2キロメートルおきに設置されており、なかには以前国道であったために一般の道路であっても設置されているケースがあります。
これらの点では正確な標高がわかっていることから、わざわざ東京都の日本水準原点まで行かなくても、標石を中心として目的地までの測量を行うことによって、全国のあらゆる場所の標高が求められることになります。
このため、標高がわからないと意味をなさない高速道路や鉄道などといった建築物の工事をする上では、必須の存在ということができます。
道路上に同じくあるものとしては、道路の始点からの距離を記した地点標が挙げられますが、こちらは道路の管理上設けられているものですので、そもそもの目的が異なります。

地点標って何?

「地点標」というのは、道路の路肩などに設置されている、その場所の道路の起点からの距離を示している標柱のことをいいます。国道であれば、1キロメートルごとに置かれる「キロメートル標」と、100メートルごとに置かれる「100メートル標」の2種類が存在しており、路肩にポールで建っているもののほかに、縁石に設置する薄い板状のタイプのものもあります。


ドライバーの目線でよく見かけるタイプとしては、国道番号が記された国道の標識に、「東京から100km」のような距離が書かれているものがあります。これは、道路を走行している自動車のドライバーに位置関係を正しく伝えるという目的のほか、道路の維持・補修にあたって、どの場所を施工すればよいかというめやすとしても使われるものです。また、例えば道路上で交通事故が発生したものの、くわしい地名がわからないという場合に、この標柱に示されている位置関係を消防署に伝えることができれば、現場に救急車などが駆けつけることができるという点でも重宝されているものです。似たようなものとして、「水準点」とよばれるものが道路上に設置されていますが、こちらは国土地理院などが地図を作成する上での目標としている標柱となっています。

地点標と水準点、比較検証

歩道や路肩、中央分離帯なども含めて、道路の路線上にはさまざまな構造物が設置されていますが、そのなかには「地点標」や「水準点」とよばれるものが含まれています。


前者は原則として道路の起点から数えたその地点の距離を表示したものとなっています。国道の場合には、1キロメートルおきに設置されているキロメートル標と、100メートルおきに設置されている100メートル標の2つのタイプがあります。キロメートル標は、歩道などに設けられた堅牢な柱状のもので、国道番号を示す標識と、起点の地名、距離数がドライバーにもはっきりとわかるように記載されているものが多いようです。都道府県の名産物などをあしらった変わり種のものなども一部には見られます。100メートル標のほうは、距離数だけが書かれたシンプルな板状の看板であることが多く、純粋に道路の維持・管理のための目的であることがわかります。
いっぽう、後者の水準点については、国土地理院が測量の便宜のために設置した標石のことをいい、通常は国道その他の主要な道路に2キロメートルおきに設置されているものです。正確な位置に機械を乗せて測量ができるように、標石の中心にはくぼみや突起があるのが特徴となっています。

工事、露店、祭礼行事、……道路使用許可の豆知識

道路使用許可はどのような時に必要になるのでしょうか。道路は本来、人や車が安全に通るために作られ、整備されています。ですから基本的にそれ以外のことを行うときに、許可が必要になります。たとえば道路で工事を行うときです。どのような工事であれ、許可が必要になります。また祭りなどで露店を出す場合にも許可が必要です。それは地面に商品を置いて販売する場合や、屋台などの移動式店舗であっても同じです。許可はどのように申請するのでしょうか。


使用する道路を管轄する警察署に行って、手続きを行います。警察署長に申請することになります。警察署には申請のための書類が用意されていますので、正確に記入しましょう。申請用紙には使用する道路の範囲や使用期間、時間などを記さなければいけません。工事のための申請はそれに加えて、会社の情報が必要です。申請用紙を手数料と共に提出します。たいてい数日で許可を得ることができます。もし使用許可を取得しないで業務を行った場合には、五万円以下の罰金が課せられることがあります。またひどい場合には懲役に科されたりたり、営業許可証や資格が剥奪されることがあるので、必ず使用許可を取るようにしましょう。

国によっては様々!道路の定義

常日頃から何の気なしに使っている「道路」という言葉ですが、車が通る道、という程度の理解はあるものの、その本当の定義を意識したことなどないというのが一般的ではないでしょうか。日本の法律では、建築基準法などいくつかの法律でそれぞれ定義があるようですが、実際に裁判にでもならない限り、それぞれの法律に基づく複雑怪奇な考え方をすることなどありえない、と言っても過言ではないでしょう。


しかし、道に関しての決まりごとを複雑に取り扱ってるのは、日本だけではありません。国としての法律の他に、州や市により独自の法律が強い影響を持っているアメリカやカナダのような国でも、時々、何がなんだか分からない複雑怪奇な定義があるので、これは本当に現地の人でも理解しているのだろうかと、疑問に感じる時があります。日本で言うところの自動車専用道も、国によっては様々なようで、例えばカナダの都市部では、両方向1車線づつの中央分離帯すらない道をフリーウェイと称して、時速100kmの走行をOKとしていたりするかと思うと、両方向3車線づつで広い中央分離帯もあるハイウェイと称されている道が、時速70kmの走行に限定されている、というパターンがあります。

道路使用許可の基礎知識と守るべきポイント

道路というのは歩行者や自動車の往来を想定してつくられたものであり、広大なスペースがあるからといって、本来であればこうした交通の妨害になるような方法での催し物をしたり、作業を行うことはできないはずです。
しかしながら、道路工事や地域のお祭のように、社会的な利益という観点から見てやむを得ないような場合に限っては、本来の目的から外れて道路を使用することが認められる場合があり、この場合については管轄する警察署の道路使用許可を受けることとされています。


これは道路交通法やその施行規則の条文にもとづくものであり、あくまでもやむを得ないものであるかどうかがポイントとなります。
そのため、道路上で工事や作業を行う場合、広告塔のような工作物を設ける場合、祭礼などの際に露店や屋台を出す場合、映画のロケをする場合などの類型に該当しているかどうかをまずはチェックする必要があります。
また、道路工事などの場合については、警察のほかにも、道路管理者の道路占用許可が必要となる場合がありますので、これについても注意しておく必要があります。
道路管理者は文字通り道路の補修などの維持・管理を行っており、申請先は国道事務所や都道府県や市町村の土木事務所などとなります。